報告日:20228月   報告者:宮崎證、細谷有輝 

 

業種・

業界

支援先

/所在地域

テーマ・支援概要

支援者数

支援時期/回数

食品製造業

菊川市

 国の政策である「働き方改革」の実施が迫っている事、コスト低減、生産性向上、女性従業員の労働負荷軽減等が当該企業の差し迫った課題であること等から、製造現場の実態の把握とその改善が急務である。

 第三者の客観的視点から現場の問題点を明確にし、その改善策の提言と実行を依頼され、下記事項の支援活動を実施

 

2名

 2020.721.710

 

 

 

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<支援先の課題>

  ➀ 省人化、生産性向上

  ② 機械化による労働負荷の軽減

  ③ 小集団活動の導入による人材育成と改善意識の向上

<支援内容>

  ➀ 省人化、生産性向上

   1)省人化  ・包装工程の省人化・・・(原材料仕込み~焼成~包装)ラインの2つの工程をモデルとして

動作・時間分析により最速の作業方法を定め全員の作業スピードを向上

                      包装資材、用具等の配置及び作業分担を改善し作業をやりやすくした

   2)生産性の向上  ・仕込み作業・・・作業分担の見直しによる負荷量の平準化と作業台の配置換えで動線を短縮化

  ② 機械化、自動化による労働負荷の軽減

1)    単純反復作業の機械化・・・手作業で材料充填作業を行っていた工程を機械化し労働負荷を軽減。1名省人化。

 ③ 小集団活動導入による人材育成と改善意識の向上

1)    小集団活動の導入・・・職場リーダーに女子パート従業員を加えてチームを編成。人材育成を兼ねた生産性向上改善を

   自主的に進める仕組みを導入

2)    課題設定と活動支援・・・社長方針に基づく職場ごとの課題を設定。毎回各リーダーから報告される活動内容に関し必

要で具体的な改善内容、進め方などを指導・支援。

                                               

<支援効果>

  ➀ 省人化効果・・・11名   9名  ▲2名

  ② 生産性・・・・・15%向上、    ▲1名

  ③ 改善意識・・・・問題発見と改善活動を通して改善意識とチーム力が大幅に向上

 

<支援先の声>

  ・BBHの現場を直視した分析と改善活動に感銘を受けた

  ・初期の目標が達成でき、更に小集団活動を中心に今後にも大いに期待が持てる

  ・今後は職場の中心となる幹部の更なる育成を進めたい。

 

 

以上